2022年12月13日 10:56更新
佐渡市の小木地区で100年以上食べられ、伝統食としても知られる「いももち」の製造が最盛期を迎えています。
いももちは蒸かしたサツマイモに砂糖と小麦粉を加えて練り乾燥させたもので、佐渡市小木地区ではおやつとして昔から老若男女に親しまれています。小木特産品開発センターでは、毎年11月上旬ごろから小木地区琴浦で採れたサツマイモを使いいももちと干し芋の製造を行っています。
いももちに使われるサツマイモ紅東はでんぷん質が優れていて糖度が高いのが特徴ですが、収穫から1か月熟成させることで甘味が強く美味しいサツマイモに仕上がるということです。
サツマイモを蒸かした後は砂糖と小麦粉を混ぜて練り合わせていきます。味を均一にさせるため混ぜるスピードと体力が勝負のこの作業。作業員は慣れた手つきで手早く生地を混ぜ合わせていました。
その後型に入れ、空気が入らないように形を整えれば生地が完成。1日ほど置き味をなじませます。
1日置いた後は、乾燥庫に入れて1日以上乾かせば完成です。
小木特産品開発センター榎谷裕人さん
「苦労をして手間をかけて作っているので、いももちがもっと日本全国に広まればいいなと思っています。」
いももちは小木特産品開発センターのほか、佐渡島内のスーパーやインターネットで購入できます。
佐渡テレビジョン
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