2022年12月04日 06:00更新
絶滅の危機に瀕している火打山のライチョウを保護しようと、妙高市はクラウドファンディングで活動資金の寄付を募っています。今回が5回目となります。
ライチョウは国の天然記念物で絶滅危惧種に指定されています。なかでも、火打山のライチョウの生息数は年々減っていて、13年前の調査では33羽以上でしたが、現在は20羽程度しか確認されていません。その原因としては火打山の山頂近く、標高およそ2200メートル以上でイネ科の植物が生い茂ったため、エサとなるコケモモやシラタマノキの生育が妨げられていることがあります。
妙高市では火打山のライチョウを保護する活動費として、3年前からクラウドファンディングによる寄付金を募っています。今回が5回目となり30日から受付が始まりました。目標金額は150万円です。
寄付金は、イネ科の植物を取り除く作業や植生変化の調査、センサーカメラによるライチョウの出現状況調査などにあてられます。市によりますと、活動の成果があがっているとして、令和5年度から活動エリアを拡大することにしています。
募集サイトは「さとふるクラウドファンディング」で1口1000円からです。12月21日まで受け付けています。詳しくは「さとふる」のホームページをご覧ください。
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