2022年11月24日 16:16更新
上越市教育委員会が中学校の部活動を来年度から土曜日・日曜日を原則休みにする方針を示しました。これは、国のスポーツ庁などの方針を受けたものですが、その一方、アンケート調査では、休日も部活動をしたいと考える生徒が約7割にのぼっています。そのため教育委員会では、部活動と別に生徒が休日もスポーツ・文化活動ができる環境を整えようと、地域のスポーツクラブや文化団体と協議することにしています。
上越市教育委員会学校教育課 牧井創 課長
「週休日(土日)含めて休養日にしたい。来年度から3年間、可能な範囲で実施したい」
これは上越市の部活動の地域移行について話し合う推進委員会で報告されました。現在、スポーツ庁と文化庁は中学校の部活動について、教員の負担を減らし、働き方改革を進めるため、中学校の部活動指導を地域のスポーツや文化団体などに任せる方針を打ち出しています。
これを受け市の教育委員会では、部活動を指導するガイドラインについて、見直し案を示しました。それによりますと、部活動の休養日について、これまでは週当たり、土日を含む2日以上としていましたが、これが平日1日以上と土日を合わせた3日以上になります。その分、指導教員の負担が減ることになります。その一方で、大会などが土日に行われている現状があり、大会直前の練習を含め、どう対応するのか協議する必要があります。
こうした中、教育委員会が、この夏、中学1・2年生を対象に行なったアンケートでは、約7割が休日も部活動をしたいと答えています。教員の働き方改革と生徒の要望のバランスをどうとるのか。教育委員会は、土日については、早急に新たな活動ができる環境を整える必要があるとして、今後、地域のスポーツクラブや文化団体と協議していくことにしています。
少子化が進み、小規模校などでは十分な指導を受けられない現状もあります。教育委員会では来年1月以降に委員会をもう1度開き、ガイドライン案をまとめることにしています。
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