2022年11月15日 15:21更新
第3セクターから民営化への方針が決まっている上越市の「よしかわ杜氏の郷」について、市は優先的に譲渡を交渉する候補に上越市吉川区にある「源建設」を選びました。
よしかわ杜氏の郷の譲渡について、優先的な交渉先に選ばれたのは上越市吉川区にある「源建設」です。
「よしかわ杜氏の郷」は市が株式の82パーセントを持つ筆頭株主です。昨年度の売り上げはおよそ6600万円で、一昨年度より回復したものの赤字となっています。また平成20年度には、市が1億2200万円の追加出資をしています。こうしたなか、市は経営不振を理由に、会社を民営化する方針を決めていました。
譲渡先については、地元の要望をふまえて地元企業が優先され、これまでに4つの事業所から応募がありました。
今回その中から「源建設」が選ばれたのは、経営が安定していて事業持続が見込めることや歴史や文化を踏まえた地域への貢献が見込める点が評価されたということです。
市では今後、株主や地元住民などに説明した上で、年度内に市が保有する株式3000株あまりの譲渡契約を完了させることにしています。
市の産業政策課は「譲渡後は地元の酒文化を発信してもらって地域の活性化につなげてほしい」と話していました。
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