2017年08月23日 19:39更新

今月6日に広島市で開かれた平和記念式典に参加した妙高市の中学生が23日、入村市長に式典に参加した感想を報告した。

妙高市は非核平和都市を宣言した翌年の平成22年から、平和を願う心や命の大切さを育むため広島の平和祈念式典に中学生を派遣している。

生徒は２泊３日の日程で広島市を訪れ、6日の式典には市内の中学校３校から5人が出席し、平和祈念資料館を見学した。きょうは4人の生徒が入村市長や教育長、市議会議員を前に感想を発表した。

このうち妙高高原中学校３年の近藤快成さんは「世界中の人が式典に参加し、原爆について国際的に理解が進んでいる。世界中の多くの人が平和を願っているのに核を保有している国はなぜ手放さないのか。私たち日本人が悲劇を繰り返さないよう戦争を知るということが大切だと思った」と次のように話した。

 報告を聞いた入村市長は「今回経験したことを大勢の人に伝えてほしい。そして、モノの判断、価値観をこれからもっと勉強して豊かな人生をおくってもらいたい」と話した。

生徒は２学期に各学校で今回の活動について発表することになっている。