2022年10月28日 10:14更新
町家を活用した多目的スペース「もと山静堂」が上越市仲町にオープンしました。運営するのは地元で音楽活動をしている川合由美子さんです。
建物は築150年以上の町家で、明治時代に大工が自宅として建てたものです。
川合さんは、4歳から14歳まで高田で過ごしました。東京でチェンバロの演奏者として活動していたなか、8年前に高田を訪れ、町家の保存に取組む市民団体の話を聞いて移住を決めました。
川合由美子さん
「ワークショップに参加、町家の構造や知意識を得て町家を生かしたスペースができたらいいなと思った」
「もと山静堂」は、1階のフロアーをコンサートや展示会用に貸し出します。キッチンも使えます。
2階は、2つの座敷をつなぐ渡り廊下があり6畳ほどのスペースは会議や交流会などに使えます。
オープン初日はリコーダー奏者、守安 功さんのミニコンサートが開かれました。観客15人ほどがアイルランド音楽の響きに聞き入っていました。
観客
「古いものが残されてリノベーションされて、とても素敵」
観客
「町家の話や上越の文化、この雰囲気の中で講演すれば染み入ってくる。きょうはこの音楽が染み入った」
「山静堂」の名前は以前町家を使っていた表具屋の屋号ということです。貸しスペースなど詳しくは「もと山静堂」で検索してください。
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