2022年10月25日 14:40更新
今年の冬から新潟県佐渡地域振興局が開始するほ場整備工事を前に、工事区域内に生息する絶滅危惧種サドガエルを区域外に移す引っ越し大作戦が18日に行われました。
サドガエル引っ越し大作戦に参加したのは、地元の関係者やボランティア団体、小学校の児童などおよそ100人が参加で、県の担当者からサドガエルが見つかりやすい場所を教わり、田んぼのなかや畔、水路の周りなどを注意深く探しました。
サドガエルは2012年に新種に認定された佐渡にのみ生息するカエルで、体長は4センチほど、2017年には環境省の絶滅危惧種のリストに登録されています。
探し始めてからおよそ5分、早くもサドガエルを見つけた児童が。
この日はおよそ30分の作業で15匹のサドガエルがみつかりました。
児童
「飛び跳ねるのでカエルを捕まえるのが難しかった。絶滅しないで生き残ってほしい」
午後には中学生も参加し、あわせて91匹が工事予定のない近くの耕作放棄地に放されました。
新潟県佐渡地域振興局では今後も工事区域にサドガエルが生息している場合は今回と同様に作業を行いたいとしています。
佐渡テレビジョン
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