2022年10月20日 17:31更新
学校の目の前を流れる戸野目川で水害が起きた時、どう行動したらよいか?上越市立春日新田小学校の4年生が20日(木)、学校周辺をまわって川の防災について学びました。
この授業は27年前に起きた7.11水害を風化させず、いざという時の避難行動につなげてほしいと高田河川国道事務所が開きました。きょうは4年生63人が、上越教育大学大学院の山縣耕太郎教授や地元の町内会長と一緒に、学校の前を流れる戸野目川の周辺を回って、実際に水害があった場所を確認しました。
地元町内会長
「雨の量が多すぎて、当時あった吊り橋の上まで水が来た。戸野目川があふれて当時は低かった土手から水が低い方へ低い方へと流れていった」
また山縣教授は川があふれると、用水路や田んぼ、フタのない側溝が水の下に隠れるため、通学中の子どもが落ちて溺れる危険性を指摘しました。
4年生
「少しびっくり。まさかここで水害が起きたのは知らなかった」
「腰まで水が来たら僕は流される可能性がある。もし洪水が起きたらできるだけ高い、頑丈なところへ逃げたい」
山縣教授
「広い範囲の浸水被害は幸いなことに27年起きていない。災害を忘れる・知らないで起こると、いざ起きたときに慌ててしまう。子どもたちから大人に注意喚起が行われることに期待している。ぜひお子さんと一緒に災害を考える機会を作っていただければ」
4年生は通学路にどんな危険があるかを調べて、来月1日にオリジナルのハザードマップを作ることにしています。
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