2022年08月24日 17:12更新

JAえちご上越の今年初めてとなる米の品質検査が24日（水）行われ「つきあかり」は、すべて一等米という結果でした。

初検査の対象となったのは早場米の「つきあかり」です。JAえちご上越では市場から早場米の取引きに対する要望があるため、去年から「つきあかり」を通常よりはやく検査しています。24日は上越市内で生産された「つきあかり」340俵、およそ21トンが検査されました。検査員は、手際よくコメに割れや未熟粒はないか確かめていました。

検査の結果、全てが一等米となりました。なかには緑や白く不透明な色をした未熟な粒がやや見られたものの全体に大粒で厚みがありました。

JAえちご上越  常務理事 岩崎健二さん
「つきあかりは白い部分が残りやすい品種特性があり心配だった。昨年とは違い全て一等米となり安心している」

去年のつきあかりの初検査は、一等米比率4が割ほどでした。今年の出来が良かった理由としてJAえちご上越は、今年は生育がよく、収穫の時期が良かったこと、また病気などによる被害もなかったことが良かったと話しています。つきあかりは、検査が終わると早速トラックで出荷されました。

JAえちご上越  常務理事  岩崎健二さん
「去年より品質、収量が期待できる稲をしている。農家も秋の刈り取りを心待ちにしているところだと思う。消費者に一日も早く美味しい米を届けたいという思い」

つきあかりは関東地区のスーパーで今週27日（土）から販売されます。また、9月10日（土）過ぎからはコシヒカリの検査がはじまり、今年は全部で4万5000トンが検査される予定です。