2022年08月07日 12:50更新
上越市と妙高市で今年1月から6月までの上半期に発生した火災は41件で、過去10年で最も多くなりました。火災原因で最も多かったのは「たき火」「野焼き」で、去年の3倍近くとなっています。
上越地域消防局によりますと、今年上半期に発生した火災は41件で、このうち建物火災が26件でした。いずれも過去10年で最も多くなりました。火災による死者は2人、ケガ人は6人でした。出火原因で最も多かったのは、たき火や野焼きの11件で去年の4件を3倍近く上回りました。特に4月は9件あった火災の半数以上がたき火や野焼きによるものでした。野焼きは原則禁止です。
また、住宅用火災警報器については、いわゆる「条例適合率」、設置が義務付けられている場所すべてに取り付けられているかの割合は55.2パーセント、去年より9.7パーセント減りました。過去5年間でみても低下傾向にあります。住宅用火災警報器は、設置が義務化された平成23年から10年が経っていて、電池切れやセンサーの劣化が一定数認められるということです。消防では、被害を最小限にするため電池切れなどを点検してほしいと話しています。また、救急出動は4634件で搬送された人のうち71%が高齢者でした。
レスキュー隊による救助活動では、交通事故によるものが10件あり、去年の4件より増えました。なかには、交通事故で車が変形し、乗っていた人が自力で出られず助け出したケースがあったということです。
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