2022年07月02日 08:00更新
盲目の旅芸人「瞽女」をテーマにするなど、上越にゆかりのある画家、斎藤真一の生誕100年を記念した企画展が2日(土)から上越市の小林古径記念美術館ではじまります。
斎藤真一は、岡山県出身で盲目の旅芸人「高田瞽女」と出会い、およそ10年間上越に通って絵を描き続けました。企画展は斎藤真一の生誕100年を記念したもので、会場には高田瞽女を描いた作品をはじめ、初期から亡くなる前までの51点が展示されています。真一が使った筆や絵具などを並べたアトリエも再現されています。
企画展のコンセプトは「作品を感じる」。解説文の代わりに、真一の遺した日記などの文章が添えられています。
これは真一の自画像です。音楽が好きだったということで、手にヴァイオリンを持っています。
斎藤真一の長男 斎藤 裕重さん
「父の生き様のペーソス(哀愁)が描けている。音楽も含めて好きだった。作品の解説ではなく思いを感じて、そこで新しい発見があればさらに嬉しい」
上越市で斎藤真一の作品展が開かれるのは平成24年以来10年ぶりになります。
「生誕100年斎藤真一展瞽女と郷愁、さすらい」はあすから9月25日(日)まで小林古径記念美術館で開かれます。
生誕100年 斎藤真一展 瞽女と郷愁、さすらい
■場所:小林古径記念美術館
■会期:7月2日(土)~9月25日(日)
■休館日:月曜日 ※7月18日(月・祝)と9月19日(月・祝)は開館
■開館時間:午前9時~午後5時
■入館料:一般 510円/小・中・高生 260円
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