2022年06月20日 09:20更新
ふるさとの森について学んでいる上越市立牧小学校の児童が17日(金)、シロップの樹液がとれるイタヤカエデの木を山に植えました。
イタヤカエデの木を植えたのは牧小学校の3、4年生13人です。イタヤカエデは幹から採れる樹液がメープルシロップの原料に使われます。
この日は、牧区でメープルシロップの特産化に取り組んでいる梨本正昭さんが講師を務め、30本のイタヤカエデを植えました。木は1本の高さが30センチか1メートルほどです。植えた木は根元に水をやり、目印としてピンク色のリボンを付けました。
梨本さんは、区内に自生しているイタヤカエデから樹液を集め去年、メープルシロップ「雪国楓糖(ふうとう)」として販売を始めました。
児童はこの後、梨本さんにメープルシロップなどについて質問をしました。
児童
「1本の木からメープルシロップはどれくらい採れる?」
梨本さん
「1本から樹液で平均40リットルくらい。樹液は2月初めから1か月くらい採れる」
児童
「茎みたいな(細い)苗でびっくりした」
「無事に育ってくれるように願いながら植えた。元気に育ってほしい」
講師 梨本正昭さん
「(児童には)木を植える大切さを感じてほしい。(牧区を)山を生かした地域にしたい」
児童は、この日の取組みを新聞にまとめて発表するということです。梨本さんによりますと、この日植えた木から樹液が採れるには、30年から40年ほどかかるということです。
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