2022年06月20日 15:56更新

県内の薬物乱用を防ごうと新潟県警察本部が太鼓芸能集団鼓童をノードラッグ大使に任命し、16日（木）に小木金田新田にある鼓童村で委嘱式が行われました。

佐渡市の小木金田新田にある鼓童村で行われたノードラッグ大使委嘱式には、鼓童の船橋裕一郎代表と鼓童の公演の企画制作などを行う株式会社北前船の洲﨑拓郎代表が出席し、県警本部の中俣進組織犯罪対策本部長から委嘱状が手渡されました。

新潟県警察では、県内を拠点に活躍している著名人を大使として委嘱し、薬物乱用防止を呼び掛けていて、これまで3人組の女性アイドルユニットNegicco（ねぎっこ）や、ラグビー選手の稲垣啓太さんなどが大使に任命されています。

新潟県内で令和3年に大麻や覚せい剤、麻薬などの薬物事犯で検挙されたのは135人で、特に大麻での検挙者のうち30歳未満の若者の割合は76％にのぼり、検挙者の低年齢化が進んでいます。

新潟県警察本部中俣進 組織犯罪対策本部長
「太鼓を通じて色々な世代に影響力のある鼓童さんのに大使に就任していただくことにより若い世代にも関心を持ってもらえる広報を期待しています」

太鼓芸能集団鼓童船橋裕一郎 代表
「自分たちの音楽表現を通して広報に協力していきたい」

新潟県警では、ノードラッグ大使と協力しながら県内の薬物乱用防止の広報活動を積極的に行っていきたいとしています。

佐渡テレビジョン