2022年06月14日 14:53更新
長さ2メートル以上の紙に字を書く巨大書づくりに、上越市立吉川中学校の生徒が13日(月)挑戦しました。
この活動は、本物の技術に触れることで生徒に挑戦や努力の大切さに気付いてもらおうと行われました。
講師は、書と篆刻の作家で長岡市出身の柳澤魁秀さんです。柳澤さんは、国内外でおよそ2万5000人に巨大書の体験を通じて日本文化を伝えてきました。この日は吉川中学校の全校生徒67人が1人1枚ずつ巨大書に挑戦しました。
使った紙は長さ2メートル50センチ、幅1メートル10センチあります。柳澤さんは生徒に何もアドバイスはしません。ぶっつけ本番で、生徒は好きな漢字や目標、どのような生き方をしたいかなど表現したい一文字を考え勢いよく書いていました。
生徒
「『進』という文字を書いた。『人生ずっと前を向いて進んでいこう』という意味で書いた。」
「かすれないように書いたがどうしてもかすれてしまった。文字の大きさも難しかった。」
この後、柳澤さんが縦4メートル、横12メートルの紙に、重さおよそ8キロの筆を使って書道パフォーマンスを披露しました。最後に柳澤さんは、一流と三流の違いをあげながら挫折や失敗を恐れることはないと生徒にメッセージを送りました。
生徒
「三流で自分にも思い当たる節があった。これから一流になれるよう努力したい。やったことのないことでも失敗を恐れず自分から動けるようになりたい」
書・篆刻作家 柳澤魁秀 さん
「大人より迷いなく筆を走らせるところが良い。書き表すことで目標や自分が考えていることが明確になる。思いを形にすることの大切さを感じる」
生徒が書いた作品は、6月下旬、体育館に飾られることになっています。
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