2022年06月06日 16:15更新
ガソリンのセルフスタンドなどの安全環境を確かめる立ち入り検査が、上越市と妙高市ではじまっています。
検査は、今月11日までの「危険物安全週間」にあわせて上越地域消防局が行いました。対象は管内の上越市と妙高市にある87か所のガソリンスタンドです。
6日は上越市藤野新田のガソリンスタンドで署員4人が、給油ホースの長さが適切か、ひび割れなどはないか調べました。このほか、危険物の表示が正しく示されているか、貯蔵施設に異常がないかなどを確認しました。
危険物による火災は、近年、福知山の花火大会でガソリン携行缶が爆発した事故やガソリンを使った京都アニメーションの放火事件がありました。
現在は、屋外イベントでのガソリンの取り扱いが強化されたほか、詰め替え販売には本人確認が必要になっています。
セルフ給油所では、利用者が車でなく携行缶に給油していないかどうか、監視カメラでのチェックが義務付けられています。この日はカメラの状況も確認されました。
こうした中、ガソリンスタンドだけでなく利用者の安全意識も求められています。
高助合名会社の田原秀紀課長
「セルフ給油で親と一緒に給油しようと子どもも降りてくる。ガソリンは危険物。絶対に子供に給油させないでほしい」
上越地域消防局の宮川隆史係長
「ガソリンは市民にとって無くてはならないものだが、使い方を誤ると非常に危険。今一度考え直し、正しい取り扱いをお願いしたい」
消防では、期間中チラシの配布や横断幕を使って一般の利用者に対しての呼びかけも強化することにしています。
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