2022年05月30日 16:56更新
佐渡市は農業のコスト低減や収益の向上を目指して、スマート農業技術の実証に取り組んでいます。28日(土)には佐渡市畑野地区丸山の棚田で最新の草刈り機の実証実験が行われ、アルビレックスチアリーダーズのメンバーが参加しました。
これは新潟大学などが中心となる「世界農業遺産と朱鷺の島スマート農業コンソーシアム」の一環で、世界農業遺産GIAHS(ジアス)に認定されている佐渡市で棚田での無農薬、無化学肥料栽培を推進するため、様々な最新技術を統合したアプローチに挑戦するものです。
実証実験では、ラジコン草刈り機と上越市の企業が新たに開発した親子式草刈り機を用いて、棚田特有の急な傾斜での草刈りが行われました。
社会貢献活動の一環で実証実験に参加したアルビレックスチアリーダーズの増田唯花さんと渡邊千華さんは、重労働だった棚田の草刈りが最新技術により作業負担の軽減につながっていることを体験PRしました。参加者は手元のコントローラーやスイッチだけで手軽に草刈り作業を進められる技術に興味を示していました。
増田さん
「指先ひとつで操作が出来て簡単だった。機械を用いることで女性でも体力を使わずに取り組めることは新しい発見だった」
渡邊さん
「農業についての取り組みは初めてだったが新鮮で良い機会になった」
地元の丸山営農組合の榎康晴代表理事は、最新技術を用いた機械を導入することで、高齢化や人手不足に悩む地域全体の作業負担の軽減につながることを期待しています。
この実証事業は今年度から2年間にわたり行われ、機械の導入の需要が各地域で見込まれるようであれば、佐渡市もサポートしていくとしています。
新潟大学とアルビレックスチアリーダーズの連携は今後も継続していく予定で、今年は生き物調査や稲刈り体験なども計画されています。
佐渡テレビジョン
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