2022年06月01日 14:37更新
この春、花見客でにぎわった高田城址公園で、サクラの木に感謝の気持ちを込めて肥料を与える「お礼肥え」が1日(水)から始まりました。
お礼肥えは、サクラの木に栄養を補給するため、毎年、花が散ったあとに行われます。1日は1年を通じてサクラの木を世話している桜守や、シルバー人材センターの会員など5人が作業にあたりました。
サクラは、およそ2200本。根の先端がある地面に深さ20センチの穴をあけ、肥料を入れていきます。これを1本あたり6か所から9か所施します。
桜守 滝澤則之さん
「春に花を咲かせて、今は葉を茂らせている。養分を使って一番疲れている時期。肥料をあげることは大切」
2年前の大雪では、枝が折れたり幹が裂けるなどの被害がありました。今年の被害は例年並みにとどまり、傷んだ木も順調に回復しているということです。
桜守 小山秀さん
「去年もある程度雪が降ったが、耐え抜いてよく咲いてくれた。花が終わり、また来年花が咲くための一年が始まる。お礼を込めて作業しながら、サクラを見守っていきたい」
お礼肥えは、来週いっぱい行われます。
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