2022年05月17日 18:31更新
トミオカホワイトで世界に知られる上越市高田出身の画家、富岡惣一郎。普段、上越市役所に飾ってありながら、じっくり見る機会のないその作品を、解説付きで鑑賞するツアーが17日(火)に初めて行われました。
このツアーは、富岡惣一郎の生誕100年を記念して、小林古径記念美術館が実施しました。 上越市役所の木田庁舎には、市長室をはじめ、市議会の議場や市民課まえの壁などに、富岡の作品9点が展示されています。
きょうのツアーには、市民11人が参加。美術館の学芸員に案内されて、作品を見て回りました。
そのうち、議場には「雪原」と題した作品があります。縦6メートル、横3メートル以上あります。
参加者は、布の上から富岡の名前をなぞって、感触を確かめていました。
富岡は、1974年からはじまった庁舎の建設工事に合わせて壁面のデザインを依頼されました。それを受けて、庁舎全体を1つのカンヴァスに見立て、作品を配置したということです。
小林古径記念美術館では、富岡惣一郎の生誕100年記念展「白、追い求めて」が6月19日まで開かれています。
富岡の作品は、市庁舎の他にも上越文化会館の緞帳にもデザインされています。機会があったらじっくり見てみたいですね。
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