2022年03月30日 14:59更新
日本のアンデルセンと云われた児童文学作家で上越市の偉人、小川未明が今年、生誕140周年を迎えその記念事業が、ほぼ毎月行われることになりました。なかでも11月には市民による未明作品の音楽劇が計画されています。
未明の生誕140周年記念事業は市民団体「小川未明研究会」が中心となって実施します。未明研究会 代表の小埜裕二さんは「未明の新しい側面を発掘していきたい。未明の心、遺してくれたことを皆さんに伝えたい」と話しています。
具体的には、未明童話のアニメーション上映会、童話創作講座、読書感想文や自由作文のコンクールなど1年をかけてほぼ毎月、全部で27の事業やイベントが予定されています。
なかでも、初めての試みとして、未明童話「月の明るい夜に」を題材にした市民による音楽劇が11月27日、上越文化会館大ホールで予定されています。舞台監督や作曲はすべてプロが担当するということです。
このほか、未明の誕生日である4月7日にあわせた「生誕祭」が、2日(土)未明が生まれた幸町や町家交流館高田小町で開かれます。
未明研究会 代表の小埜裕二さん
「今週末は、生誕祭を行います。これまで行われたことがありませんでした。町づくりや人づくりに関わる活動を140周年の中で進めていけたらと思っています」
記念事業では座学や講習会だけでなく、未明が15歳のころに移り住んだという春日山神社周辺の文学散歩も予定されています。記念事業の詳しいことは、小川未明研究会や高田図書館内にある小川未明文学館までお問合せください。
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