2022年03月16日 18:15更新
新潟県内で15日に確認された新型コロナウイルスの感染者のうち、10歳未満の子どもは80人、全体の2割を占め、世代別ではもっとも多くなりました。上越市内でも連日、小中学校での感染が確認される中、市では9歳から11歳までを対象にした1回目のワクチン接種が3月7日から医療機関で始まっています。
上越市の5歳から11歳までを対象にしたワクチン接種は、上越市と妙高市にある15の医療機関で行われます。このうち、すでに接種券が発送されている9歳から11歳までの接種が3月7日から始まっています。上越市栄町にある塚田こども医院では、16日から接種が始まりました。初日ということもあり、定員150人の枠がすべて埋まる状態でした。
ワクチンは、ファイザー社製の小児用で、量は大人の3分の1です。接種の後は、大人と同様、15分間の経過観察となります。
ワクチン接種した児童
「痛いと思っていたが、そうでもなかった。自分が感染したら迷惑をかけるので、(コロナは)怖いと思う」
「副反応が怖いが、コロナに感染するよりマシ」
保護者
「副反応が子どもにどう出るか。大人でも熱が出る。様子を見て過ごしたい」
「大人がワクチン接種することで、子どもが守られると思っていた。最近は学校で流行していて、そういう訳にはいかない。周りに広げないためにも、コロナを防ぎたい」
塚田こども医院では接種を進めるため、毎週水曜日の午後のみ、接種する体制をとりました。4月からは水曜日午後の一般診療をやめて、接種枠を80人分増やし、最大230人を受け入れることにしています。上越市では今週に入って、幼稚園・保育所関連や小中学校関連の集団感染が連日、報告されています。
塚田こども医院 塚田次郎院長
「オミクロン株になってから、子どもたちの間で感染が広がった。今後こういうことが起きないようにするため、ワクチン接種が大切。必ず次の流行を予防することになる。機会があれば(大人は)3回、子どもは2回受けてもらえると良いのでは」
市では、対象となる5歳から11歳の1万416人のうち、約5割にあたる5207人が接種を受けると見込んでいます。8歳以下への接種券の発送時期は、ワクチンの供給状況を見ながら調整するということです。
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