2022年03月11日 13:39更新
太宰治の「走れメロス」など、日本の名作に児童に親しんでもらおうと新潟県労働金庫が10日、上越市教育委員会に文庫本のセットを寄贈しました。
本を寄贈したのは、新潟県労働金庫直江津支店などでつくる「あんしんスマイルプロジェクト」です。
本は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」や芥川龍之介の「蜘蛛の糸」など日本の名作を集めたもので全10巻の文庫セットです。
10日は直江津支店の担当職員が、上越市教育委員会学校教育課の野田晃課長に19セットを贈りました。
文庫本にはポップな挿絵が使われ、児童が読みやすいものになっています。
野田課長はコロナ禍で児童の1人学習が増える中、名作を読むことが心の教育に役立つとして「『走れメロス』など懐かしくもあり、人生の糧になる中身が含まれている」と話しました。
本の寄贈は去年、直江津地区の小学校を対象に行われました。今回は高田地区の小学校19校に配られ、順次、市内すべての小学校に同じものが寄贈される予定です。
あんしんスマイルプロジェクト 水澤隆徳さん
「将来この本をきっかけに読書を好きになる児童が一人でも増えたら何より」
去年の寄贈では、国府小学校の児童から直江津支店にお礼の手紙が届いたということです。
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