2022年03月10日 04:00更新

ハンドメイドの洋服と手作りの陶器を扱うクラフトショップ「ハチとロク」が、去年秋に上越市柿崎区落合にオープンしました。

店舗は、手作りの洋服を作る宮崎さんと、オリジナルの陶器の皿などを手掛けるchato（ちゃと）さんの2人で運営しています。

店内には2人が制作した洋服や古着のリメイク作品、帽子やかばんのほかに、カラフルなお皿やカップ、置物などが所狭しと並んでいます。

chatoさん　　　宮崎さん

店主の宮崎さんは石川県出身、chatoさんは福島県出身です。2人は制作活動を続けるなかで、それぞれが作業できる広いスぺ－スがとれる物件を全国で探していたところ、環境が良く、海と山が近いこの立地に魅かれ、去年5月に柿崎に移住しました。

店舗は元たばこ店だったスペースを2人で改装。店名の「ハチとロク」は、店舗部分の広さが8畳と6畳だったことや、出身地の石川には国道8号が、福島には国道6号が通っていることなどが由来だそうです。

2人は製作活動や、県外のイベントなどにも出店しているため、店のオープンは不定期で月1回のペースで開店しています。

パーカー　5500円～

宮崎さんが手がける洋服は主にメンズサイズで、スエットやシャツ、ハットなどいずれも一点物です。出来上がった作品は洗濯をしているので、素材独特の質感が出て、使用後も縮みがないということです。

宮崎さん
「自分の作りたい意欲を大事にして、効率が悪くてもじっくりと服とむきあってい作っています。オープン日が不定期ですが、そのたびに新しいものに出会えるように製作していきたいです」

お皿　1800円～

一方、chatoさんが作る陶器は動物が描かれたカラフルな皿やマグカップ、置物などが中心です。どの作品も細かい作業が求められ、色付けのために何回も焼きをいれたり、時間をかけて丁寧に作られています。

chatoさん
「自分のやりたいものをどうやったら表現できるかを大事にしているので、お客さんからのオーダーは受けられないのですが…それでも自分が楽しんで作った物を見て、喜んでいてくれる人がいるのがうれしい」

2人は「上越にゆかりのない2人の生活や作品を受け入れてもらえるか不安でしたが、近所の方も温かく接していただき、お店にも来てくれる人が徐々に増えていてありがたい」と話しています。

店の情報は2人のインスタグラムで発信しています。

＜3月のオープン予定＞
日時：12日（土）、13日（日）、19日（土）、20日（日）、21日（月･祝） 10:00～17:00

ハチとロク
■住所：新潟県上越市柿崎区落合
■営業日：不定期　詳しくはインスタグラムをご覧ください
■インスタグラム　@hachitoroku