2022年03月03日 10:23更新

妙高市の道の駅あらい「四季彩館みょうこう」の雪室に2日、この冬初めて雪入れ作業が行われました。

四季彩館みょうこうには、野菜やコメなどを貯蔵する雪室があり、直売所で雪室ブランドとして販売しています。

雪室は高さ4メートル、幅と奥行きが10メートルあります。室温は雪によって常に3度ほどに保たれ、湿度も高く、貯蔵した商品が乾燥しにくく、鮮度を長く保つことができます。さらに、熟成することで野菜などの甘みが増すということです。

この日は、今年初めて雪室に雪を入れる作業が行われました。雪は最大でおよそ200トン入ります。

この雪室への雪入れは去年に続き、この冬が2回目です。道の駅では新しい商機につなげようと、去年から雪室で貯蔵した酒やコメの販売に力を入れています。今年は商品の種類を増やすほか、個人にスペースを貸し出す取組みも行う予定です。

道の駅あらい 鹿住正春 駅長
「去年の雪が3分の1ほど残っていたので、今年は雪のスペースを減らした。貯蔵するスペースを増やしたので、（空間）有効活用できる」

道の駅では去年に引き続き、一般の人向けに雪室見学会を開くなど、より多くの集客を目指しています。

道の駅あらい 平出孝子さん
「雪室の効果や美味しさなどが伝わりにくい。より知ってもらえるような取り組みに力を入れていきたい」

 雪室で貯蔵した商品は5月頃に「四季彩館みょうこう」の直売所に並ぶということです。