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「市民いこいの家」の温浴施設 廃止は来年度継続して協議

2022年03月04日 04:05更新

上越市石橋の「市民いこいの家」にある温浴施設をめぐり、上越市が今年度末で廃止する方針を示したところ、直江津地区地域協議会が廃止は住民の暮らしに支障があると答えたため、市は来年度も継続して協議することにしました。事実上、温浴施設は来年度も利用できることになります。

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市民いこいの家にある日帰り入浴施設は、平成6年の建設で築28年となります。市によりますと、令和元年度の利用料収入は913万円にとどまる一方、施設の維持管理費は年間およそ3000万円で、およそ2000万円の赤字となっています。市は、老朽化が進み維持コストがかかることから、今年度末で廃止する計画案を示していました。

市の方針をうけて、住民団体「市民いこいの家を考える会」は、入浴施設の存続を求めて、要望書や署名を提出してきました。これを受けて市では、今年1月、直江津地区協議会に施設の廃止を諮問しました。

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協議会では、地域住民の生活に支障があるかどうか話し合い、委員16人で採決した結果、施設の存続に賛成が8人、反対が8人と同数になりました。

最終的には、中澤武志会長が「利用者が少なからずいるため、今廃止の決断をせずに先送りしてもよい」などの理由で廃止は支障ありとして、市に答申しました。

これを受けて市は、今年度末での廃止を見直し、今後も引き続き協議していく方針を決めました。事実上、温浴施設は来年度も利用できることになりました。

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