2022年02月16日 17:16更新
妙高市は来年度の一般会計予算案を15日、発表しました。規模は今年度より11%ほど増えて、202億円あまりです。具体的には、妊娠した人の通院・入院費を無料とするなど、未来を担う子どもの育成を目指す方針です。また4月に新しくオープンする妙高高原ビジターセンターの運営費やSDGs持続可能なまちづくりへの予算などを盛り込みました。
妙高市は、安心して子どもを生み育てる環境を整備するため、妊娠した人の入院、通院費を今年10月から無料にします。新年度の対象は140人を見込んでいます。市は、これまでに中学校卒業までの入院、通院費を無料にしています。
来年度はこれに加え、出産前の女性まで対象を広げることで、子育て環境を手厚くサポートしたい考えです。この事業には8200万円あまりが盛り込まれました。
また、建て替え工事が終わった妙高高原ビジターセンターが4月にオープンすることで、この管理運営費などに3300万円あまり。
行政サービスでは、「移動市役所号」というワゴン車を市役所や支所から離れた地域に走らせ、住民票などの受付や健康相談、期日前投票などに対応します。運行エリアは、長沢、平丸など新井南部地域を対象に、7月から試験的に始める予定で、事業費は360万円あまりです。
妙高市は国から「SDGs未来都市」に選ばれていることから、市民のライフスタイルを見直す考えです。具体的には、段ボールコンポストによる生ごみ処理の推進、再生可能エネルギーを導入することで、電力会社と連携し電力の自給自足を後押しします。さらに、災害発生に備え、ドローンで物資を運ぶ実証事業などがあります。
妙高市の一般会計、新年度予算案は202億2000万円、前年度より20億円ほど、率にして10.9%増えました。増えた理由は、妙高クリーンセンターの改修工事や妙高支所、妙高保健センターの改修などのためです。
予算案は来月の市議会定例会で審議されます。
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