2022年02月02日 16:56更新
上越市の浦川原区、安塚区、大島区にある中学校を、浦川原区に統合する方向で話し合いが進んでいることがわかりました。区をまたいだ統合が行われれば、市内では初めてとなります。
統合が検討されているのは、浦川原区、安塚区、大島区にある市立中学校3校です。
上越市教育委員会によりますと、統合に向けた最初の動きは、大島区の保護者が検討委員会を立ち上げ、令和元年度に統合に関するアンケートを実施したことでした。
浦川原中学校
その後、安塚区、浦川原区のPTAにも検討を呼びかけた結果、3区の中学校を浦川原区に統合する方向で、保護者の意見がまとまったということです。
それをうけ、年が明けた1月には地域協議会などに統合の方向性が示され、現在は、市の教育委員会とともに、3区の合意形成へ向けて検討を進めています。区をまたいだ統合が決まれば、上越市では初めてとなります。
3区それぞれの学区では、少子化が進んでいます。去年5月現在の児童・生徒数は、大島小学校39人、中学校20人。安塚小学校41人、中学校29人。また、2017年に区内3つの小学校が統合した浦川原小学校は130人、中学校85人です。このうち、大島小学校と安塚小学校は、複式学級が継続している状態です。
浦川原小学校
また、中学校とは別に、小学校についても現在、統合するべきかどうか話し合いがはじまっているということです。
市の「学校適正配置基準」では、通学時間を「おおむね30分以内」としています。 市教育委員会によりますと、山間部では公共交通機関が限られているため、通学手段の確保が統合へのポイントになるということです。
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