2021年12月11日 07:00更新
コロナ禍で活動を休止していた雪室推進プロジェクトが7日、1年4か月ぶりに会議を開き、雪室の認知度を上げるイベントを来年度開催できるよう検討することになりました。
雪室推進プロジェクトは、雪室で貯蔵した食材を使った商品開発を目的に平成27年に発足しました。上越地域にある34の企業と団体が参加し、これまでに開発された商品は日本酒やみそをはじめコーヒー、スイーツなど50アイテムにのぼります。
その一方で、コロナ禍でイベントを開くなどのPR活動はほとんどできませんでした。会議にはメンバーなど14人が出席し、コロナ禍の影響が報告されました。
その中で、飲食業や酒蔵などは厳しい状況が続く一方、感染リスクの少ないアウトドアイベントなどで人の動きが戻っていることが報告されました。
そのうえで、来年度への取り組みとして、この春にオープンした安塚区の雪中貯蔵施設「ユキノハコ」でイベントを開き、雪室商品の販売や飲食ブースを設ける案。さらに、来年の高田城址公園観桜会に雪室商品のブースを出店する案が提案されました。
プロジェクトの松木成徹代表は「積極的な意見が出てうれしい。ぜひ実現していきたい」「雪国だからできた、雪国だから味わえるおいしさ。それをまず地元の人に知ってもらい上越を誇れるツールに育てたい」と意気込んでいました。
プロジェクトでは、年明けの総会で、来年度の具体的な活動を決めることにしています。
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