2021年11月28日 17:11更新
職人の手仕事を間近で見てもらおうときょう28日、上越市大町の旧今井染物屋で作品の展示や実演、体験会が行われました。
これは、高田の伝統産業「バテンレース」を体験できる施設として4月にリニューアルオープンした旧今井染物屋で様々な手仕事を発信していこうとことし初めて開かれました。
会場にはバテンレースのほか、彫金、革細工、畳、織物など9人の職人の作品が並びました。
ここは、シルクやウールの糸で手織りのショールなどを30年間作り続ける高嶋彩美さんのブースです。
高嶋さんは「やってみたくて手織りをはじめたけど、当初は時代に逆行したことやってるなあ、こんな細かいことをやるんだなと思ってました。最初はなかなか上手に作れなくてやっと今気持ちよく織れている。この仕事が好きですね。」と手仕事の魅力を話していました。
また、バテンレースや畳、彫金では制作体験ができます。磯貝畳店のブースではへりを縫ってミニ畳を作りました。参加した男性は「下側から上に向かって針をさすのが難しい。場所がわからない。伝統工芸品を作りたくて参加してみた。おもしろいです。」と話していました。
また、磯貝さんは「畳屋さんも減っているし、手縫いできる職人も減っている。こういう機会があると畳についての情報発信もできるし、親しんでもらえるきっかけになれば。」と話していました。
このほか鍛金や皮細工では実演を間近で見学することができました。
上越市では今後も実演やワークショップを定期的に開いていく予定だということです。
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