2021年11月18日 16:09更新
佐渡市をとりまく人口のさらなる増加を目指し、佐渡市と民間企業が連携協定を締結しました。
佐渡市と連携協定を結んだのは、日本各地の民家や宿泊施設に定額で住むことができるサービスを提供している株式会社アドレスです。
この連携協定は佐渡の課題とされている空き家や、空き部屋を関東地方などの都市部で働く人の移住や、多拠点居住などに利用することなどを目的に締結されました。
具体的な取り組みのひとつとして、佐渡市が移住を検討している人向けに貸し出しを行っている「お試し住宅」の一部をアドレスの定額サービスに登録している会員が利用できるようになります。これにより、観光を目的とする「交流人口」だけでなく、仕事で長期滞在することなどで地域と関わる人を指す「関係人口」の拡大も目指します。
10月29日に行われた締結式には渡辺竜五佐渡市長のほか、株式会社アドレス佐別当隆志代表取締役社長らが出席しました。
渡辺市長
「今はワーケーションや多拠点生活などいろんな暮らし方がある。そういった暮らし方が佐渡でできるということを国内外に発信していきたい。まずはその礎として今回の連携協定を結ばせていただいた」
佐別当隆志代表取締役社長
「自社サービスの会員のほとんどは関東に住んでいる。そういった人に仕事もプライベートもゆっくりと生活できる場所を提供したい」
なお株式会社アドレスが同様の連携協定を結ぶのは全国の自治体で4例目です。新潟県内および全国の離島で初めてです。
また、締結式のあとには佐渡観光交流機構とアドレスの関連会社が協力して開発したスマートフォン用コンテンツ「SADO SOUND VENTURE」も披露されました。
ARアプリ「Locatone」の中でアイドルグループ「櫻坂46」のメンバー森田さんが声でジアス関連スポットを紹介するものです。実際にその場所に行くと森田さんの声が流れる仕組みになっていて、アプリを楽しみたい人が佐渡を訪れることによって関係人口の更なる増加を狙います。
この「SADO SOUND VENTURE」は来年2月28日まで利用可能だということです。
佐渡テレビジョン
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