2021年11月02日 18:01更新
佐渡市消防本部が、住宅用火災警報器の設置向上や維持管理を意識してもらおうと、初めてオリジナルの曲を作りました。曲にあわせてダンスのPR動画を制作するための収録が29日、市内の河原田保育園で行われました。
これまで佐渡市消防本部は、住宅用火災警報器の設置向上などに向けて、チラシの配布や住宅訪問呼びかけなど様々な取り組みを実施してきました。
しかし改善があまり見られないことから、住宅用火災警報器のオリジナルソングを制作してPRする計画を数年前から進めていました。消防の職員で歌詞を考え、作曲は市の職員がしました。
佐渡市消防本部ではその曲と歌に合わせたダンスの振り付けを今年5月に河原田保育園に依頼し、収録が行われました。
ダンスは保育士の山本裕美さんと5歳児の年長21人が考えたものです。
園児は自ら考えたダンス、そして歌を元気よく披露していました。
園児
「モクモクキャッチのところ早かったのでそこをがんばった」「やってみて楽しかった」
今年6月1日現在、佐渡市の住宅用火災警報器の設置率は72%と、県内の19の消防本部のうち18位と低い状況です。また、寝室や寝室からつながる階段といった一番設置してほしい場所への設置率も56%とさらに低い状況です。
佐渡市消防本部では、園児たちの可愛らしいダンスなどを通し、住宅用火災警報器の設置や10年を目途に交換するといった維持管理に目を向けてもらいたいとしています。
佐渡市消防本部中川清昭消防司令
「子どもが元気に歌っておどっている姿をみて、保護者達に自分たちの家を守らなくてはいけないと思ってもらいたい」
なお、この住宅用火災警報器のPR動画は消防本部の職員が編集し11月中に、佐渡市のYouTubeチャンネルで公開する予定で、ほかの園でも歌ってもらい、広めていきたいとしています。
佐渡テレビジョン
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