2021年11月07日 17:36更新
コロナ禍で開催が延期された妙高市の昨年度の成人式が7日、妙高市文化ホールで行われ、参加者が旧友との再会と新たな門出を1年越しで祝いあいました。
妙高市の昨年度の成人式はコロナ禍の影響で延期となり、1年越しの開催です。対象は上信越自動車道が全線開通した平成11年度に生まれた395人でしたが、会場に集まったのは74人。出席率は18.7%で、このほかオンラインでの参加もありました。
式典では入村明市長が「感染症対策を徹底のうえ、開催できたことをうれしく思う」とした上で「雪国の地、妙高で育まれた思いやりや助け合いの心、妙高市民の心を持ち続けるとともに、現状に満足せず何事にも積極的に挑戦し続けてください。みなさんの若さはかけがいのない宝です」と新成人を激励しました。
また新成人を代表して、幼少期からアイスホッケーに取り組んできた専修大4年の大谷泰雅さんが「成人としての晴れの門出を向かえた私たちは大人としての自覚を忘れず、責任ある行動と優しい心を持って社会に貢献していきたい」と誓いの言葉を述べました。
式典の後、名古屋の大学に在学中で来年度から妙高市の金融関係に就職が決まっている女性は「みんなに会えてうれしいけど、マスクしていたので誰か分かりづらかった。本当に成人式楽しみにしていたので1年越しでもやってくれてとても感謝している。自立して大人になりたいながらも、子ども心も忘れず楽しくがんばります」と話していました。
また、成人式の企画実行委員長で妙高市の職員、前澤麦さんは「やるかやらないかで悩んだ。何回も話し合いを重ねていくうちに、人生の分岐点なのでやらなければならないと意見が一致して、今回の開催になった。僕もうれしいし、みんなも喜んでいると思う。妙高が大好きなので、妙高の良いところをPRできたらと思っているし、今後イベントや地域行事にも積極的に参加していきたい。妙高人として責任を持って行動していきたい」と話していました。
なお、会場ではこの日の午後から今年度の成人式も開かれました。
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