2021年10月23日 10:00更新
日本スキー発祥地、上越市金谷山の麓にある「晴山荘」。こちらは割烹旅館として知られていますが、ランチも提供していると聞いて、お邪魔しました。
料理長:小菅雅晴さん
京都の老舗料亭で修業を積んだ料理長が地場産の食材にこだわり、丹精込めて作る京懐石が自慢の「晴山荘」。3日前までに予約すれば、ランチでも京懐石が味わえるんです。今回はランチで提供されているミニ懐石をご紹介します。
ミニ会席 3300円(税込み)※3日前までに予約必要
旬の食材をふんだんに使った京懐石料理に、ごはんと味噌汁、デザートがついたコース料理です。いずれも目で見て味わって、秋を感じてもらおうと工夫された品々です。
こちらは秋の食材を中心に、お盆に盛り合わせた「八寸」です。
果物の柿に見立て卵の黄身を味噌漬けにした「柿玉子」は、味噌付けの風味が感じられ、卵の黄身の濃厚さが堪能できます。発酵の町ならではの一品です。
こちらは、かまぼこと茶そうめんを栗のイガに見立てた料理です。
中にはホクホクの栗が隠れていて、一口食せば鼻から秋が抜ける、そんな上品な味わいが楽しめます。イガの魚とすり身の塩味が栗の旨味を引き立ててくれます。
こちらは、新潟県産の菊花と菊菜のおひたしです。歯ごたえのある食感に、鼻からぬける香りが特徴です。お酒との相性も良いということ。晴山荘では別途料金になりますが、ランチタイムでもお酒を提供しています。
続いて、子持ち鮎の煮浸しです。1日かけてじっくり煮込むことで骨まで柔らかく、頭から全部食べることができます。おなかに詰まった卵の食感も良く、アクセントになっている実山椒の上品な香りが食欲をそそります。こちらもまた、お酒にあう逸品です。
この日は、ほかにもお造りや揚げ物、そして、杉板で焼くことで杉の香りと風味が楽しめるカマスの幽庵焼きなども。
最後のデザートは、黒ゴマの葛もちと上越産のイチジクです。目で楽しんで、舌で味わう……。ランチには十分過ぎるほど贅沢なミニ懐石です。
ここからは、晴山荘がこれからの時期におすすめする料理をご紹介します。
それは、すっぽん料理です。必須アミノ酸やビタミン、ミネラルなどが豊富と言われているすっぽん。昔から体力の回復などスタミナ食としても珍重されています。通常は4名様以上で、すっぽん料理を提供しています。
捨てるところがほとんどないといわれるスッポン。プルプルの皮にはコラーゲンがたっぷり。様々な部位のそれぞれ独特な食感を楽しむことができます。
晴山荘では、鍋以外にもすっぽん料理を多数用意しています。 気になる方は問い合わせてみて下さい。
割烹旅館というと敷居が高いイメージもありますが、決してそんなことはありません。部屋も完全個室になっているので安心して食事が頂けますよ。
割烹旅館 晴山荘
■住所:新潟県上越市大貫2-17-22
■営業:ランチ11:00~14:15 /ディナー17:30~21:30
※ミニ懐石やフルコースの予約は3日前までに
■定休日:不定休
■ホームページ:http://seizansou.net/
※今回の記事はJCVの情報番組「すまいるone」で紹介した情報をまとめたものです。実際の番組は、上越妙高タウン情報のプレミアム会員でご視聴いただけます。
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