2021年09月14日 19:03更新
地震などの災害で断水が発生した想定で、第九管区海上保安本部と海上自衛隊が協力して、飲み水や支援物資を運ぶ訓練が14日、直江津港で行われました。
訓練は近年、災害が多発していることを受け、第九管区海上保安本部と海上自衛隊舞鶴地方隊が災害派遣に関する協定に基づき行いました。参加したのはおよそ70人です。
訓練は地震などによって、断水が発生。さらに、港の岸壁が壊れて自衛隊の船が港に入れず、支援物資を陸揚げできない状況を想定して行われました。はじめに、海上自衛隊の支援艦「ひうち」に、海上保安本部の巡視艇「たつぎり」が横付けします。続いて、お互いの安全を確保したあと、「ひうち」の隊員が「たつぎり」の署員に飲み水や支援物資を手渡ししました。
こうした訓練は去年、新潟市で行われていて、今回が2回目です。海上保安本部では2007年、中越沖地震の被災地を支援するため、陸上自衛隊の給水車2500台に4000トンの水を運んだ実績があります。
第九管区海上保安本部の三階康 環境防災課長
「いかにスムーズかつスピーディーに支援物資・水を運ぶかがターゲットになる」
海上自衛隊「ひうち」の上野裕二 艦長
「訓練の成果を生かして海上保安庁とスムーズな連携が取れるように実施したい」
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