2021年08月26日 04:00更新
冬が来る前に除雪機の準備は済んでいますか? 今年1月の大雪では、一部の販売店で除雪機が品不足になったということですが、今年はどうなのか? 妙高市の除雪機販売店「三ツ和」に話を聞きました。
「三ツ和」は、8月24日(火)までの5日間、除雪機の展示販売会を開きました。会場には、上越市からの買い物客が多く訪れました。
三ツ和の太田惠久社長は「小型の除雪機を買われる方はだいたい初めて購入される方です。(上越市の購入者は)庭先や車の出入りするところを除雪するため」と話します。
例年であれば、11月下旬ごろから除雪機が売れ始めますが、今年1月の大雪を受けて、春から問い合わせがあったということです。
今回の展示会には新車80台を用意。すでに40台が売れていて、その7割が上越市から買い来た人たちです。これまでの買い物客は妙高市などが中心だったということで、店では客層の変化に驚いています。
太田社長「昨シーズンの大雪でこりて、雪の話しを聞くと身震いする人が多い。(除雪機を)持っていれば降らなくても安心して冬を過ごせるということで買う人もいる」と上越市から買いに来る人が増えた理由を話します。
今年1月、上越市の市街地では生活道路の除排雪が進まず、市民生活に大きな影響が出ました。当時、店には除雪機100台の在庫がありましたが、買い求める人が次々に訪れ、在庫で間に合わず、さらに80台を取り寄せたということです。
店では品不足を心配していますが、その裏には世界的な経済状況による除雪機メーカーへの影響もあると話します。
太田社長は「(メーカーに)半導体や精密部品が入ってこず、生産したくても生産できない。安全装置などに半導体が使われている。今年は品不足の状況なので、雪に困った人は早めに購入したほうがいい」と話しています。
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