2021年08月24日 10:12更新
上越市夷浜にある佐々野宮神社の秋の祭礼が20日(金)と21日(土)に行われ、疫病退散の願いを込めて制作されたアマビエの大型パネルが町内を巡行しました。
夷浜地区では、毎年8月20日に秋季祭礼の本祭を行っています。それに合わせて、20日前後の土曜日に、子どもたちが山車を引いて町内を巡行します。しかし、新型コロナの影響で去年は祭りが中止に。実行委員として祭りを取り仕切る青年会「夷龍会」のメンバーが、代わりに何かできないかと話し合い、アマビエの大型パネルを作成し、山車にのせて練り歩くことを企画しました。
アマビエの大型パネルは合板6枚を使って製作しました。
山車にパネルをのせると4メートル以上の高さになります。
21日(土)の夜7時、米大舟の山車と共に、アマビエの大型パネルをのせた山車を引いて、夷浜の浄泉寺を出発しました。
参加者全員で疫病退散の願いを込めながら、目的地の佐々野宮神社まで、およそ1キロの道のりを1時間かけて練り歩きました。
町の人たちは山車が近づくと外に出て、疫病退散を祈りながら巡行を眺めていました。また「町内を活気づけてくれてありがとう」と感謝の言葉が多く寄せられたということです。
夷龍会の役員、大島博喜さんは「コロナ禍で何もイベントができない中、みんなで知恵をふりしぼってやってみました。町内の皆さんにも喜んでもらえて、やって良かった」と話しています。
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