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学校でのマスク着用について 保護者団体が教育委員会に申し入れ

2021年07月20日 17:19更新

子どもが学校でマスクを着けるとき、熱中症などの心配がある時は無理をせず、外すこともゆるされるような指導をお願いしたいと、上越市内の保護者団体が、上越市教育委員会に申し入れを行い、19日に野田晃課長などが団体と面会して回答しました。

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申し入れしたのは、上越市内の小中学校に通う児童生徒の保護者20人でつくる団体「子どものマスクが心配な母ちゃん父ちゃんず」です。

申し入れでは、学校でのマスク着用を気温や湿度が高い時や、熱中症の心配がある時は、外すことが許されるよう学校で指導すること、長い時間マスクを着けることでの弊害の調査など、4つを要望しました。

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19日は、市教育委員会の野田晃課長などが団体のメンバー6人と面会し、要望に答えました。

それによりますと、各学校ではスポーツ庁の指導に基づき、天候などで息苦しい時は自分の判断でマスクを外すなど臨機応変に対応するよう指導しているということです。また、体育の授業ではマスクの着用は必要ないとしています。

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上越市教育委員会の牧井創副課長は「(息苦しさに限らず)マスクを着用しない理由がある場合は、学校へ相談してほしい」と説明しました。

また、団体ではいわゆる「マスク警察」と呼ばれる行動をあげ、マスクをつけない児童や生徒が、差別やいじめをうける原因になるのではと指摘しました。 

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保護者は「(今の時期)暑いと訴える場面が増えたので、苦しい時は鼻を出して呼吸しなさいと話していたが、友だちから鼻まで隠すんだよと言われ、苦痛に感じていた。楽しく行っていた学校生活に少し影を落としたことがあった」と話していました。

牧井副課長は「マスクによる心の不安が生じる場合は、は学校へ相談してほしい。学校においても差別、偏見がないよう指導していく」と話しました。

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さらに、声をあげたくてもあげられない子どもの気持ちを拾うため、アンケートの実施を求めていましたが、教育委員会としては、行う予定は無いとしました。

野田晃課長は「(病気を)うつしてはいけないし、マスクで苦しい思いをさせてもいけない。子どもの命のことや、より良い学校生活を考え取り組んでいる。一番ギリギリのところで取組んでいることを分かってもらいたい」と理解を求めました。

団体のメンバー 北浦瞳さんは「(マスクのことで)先生から、友達からも注意される。本当に苦しい場合はどうしたら良いのか心配している」と話していました。

 

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