2021年07月16日 16:20更新
水害や水難事故で使う救助ボートの取扱訓練が16日、上越消防署近くの関川右岸で行われました。
訓練は局地的集中豪雨により市街地が冠水した場合を想定し、水深50センチほどの関川右岸で行われました。16日は、上越地域の消防署員25人が救助活動で使用するボートの取り扱いを確認しました。
これは去年7月に導入された8人乗りのFRPボートです。丈夫で軽く、多くの人を乗せることができます。
左右にあるサイドフロートという浮きは、船の転覆を防ぐ働きがあると同時に、取り外せば、救助にも使えます。
これは3人乗りの折りたたみボートです。大人2人で持ち運ぶことができ、冠水した住宅街などでの救助に使われます。
これは、川などで流された人を救助するため、ロープ付きのバッグを救助者のところまで投げる訓練です。
上越消防管内では令和元年に台風19号で住宅が浸水しゴムボートによる救助活動が行われました。
上越消防局の竹田 優 副課長は「近年、気候変動といわれ、豪雨災害や土砂災害が多発している。災害に迅速・的確に対応できるよう訓練を企画した。夏の時期は水難事故も増える。今日の訓練がひとりでも多くの人の役に立てば」と話していました。
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