2021年07月06日 15:53更新
上越野菜「丸えんぴつナス」を育ててきた上越市立直江津小学校の2年生が、6日に待望の収穫の日をむかえました。
丸えんぴつナスは、漬けるより焼くと美味しい上越野菜です。直江津小学校の2年生24人は、このナスを多くの人に知ってもらおうと、5月に苗を植えて水やりや観察をしながら育ててきました。
植えた苗は35本。浦川原区で丸えんぴつナスを栽培している「エー・エフ グリーン」の相澤誠一さんが学校にわけてくれました。
児童は相澤さんに教わりながら、ひとつひとつハサミで採りました。なかには、児童の顔と同じくらい大きいものも。
この日の収穫は25個。相澤さんによりますと、大きさ、形、艶、すべて満点の出来ということです。相澤さんは「最高の出来。うちで作っているのより良い。今年の梅雨は適当な雨が降り、十分な水をもらえたのでは」と話していました。
収穫したナスは、7日に地元の飲食店「居食屋 YAGAIYA」の信田紘基さんに調理してもらい、児童が味わうことになっています。また、13日の朝市で販売するほか、17日に開かれるナスのコンクール「ナスサミット」にも出品されます。
児童たちは「収穫が楽しかった。たくさん買ってもらいたい」「元々は丸えんぴつナスを知らなかったが、もっと人気になってほしい」などと話していました。
相澤さんは「1個100~130円で売れるが、本当はもっと価値のあるナス。自家用で栽培している農家はあっても、商売にしているところは少なく、まだ有名じゃない。もっと輪を広げてスーパーにもたくさん並べたい。小学校での栽培が一つの運動になれば」と話していました。
収穫は10月上旬まで続き、1本の苗から20個から30個ほどのナスが採れるということです。
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