2021年07月02日 16:51更新
新型コロナウイルスワクチンの職域接種が、あす3日から上越市の大規模接種センターで始まります。1日現在の申請数は146団体、およそ1万5000人と、市の見込みの4割強にとどまっています。そのため市は、今月8日に職域接種の受付けを締切った後、同じ大規模接種センターで、一般市民が接種を受けられるよう、県などと協議する方針です。
職域接種の会場は、県がユートピアくびき希望館に設置するワクチン大規模接種センターです。希望館では2日、センターの設営作業が行われました。初日の3日は、およそ2000人がモデルナ製のワクチンの接種を受ける予定です。
上越市によりますと、職域接種には2日現在、146団体およそ1万5000人が申請しています。これは当初市が見込んでいた3万5200人に対し43%に留まっています。
そのため、センターでの受け入れに余裕があることから、市では、職域接種の申請締め切りを来週7月8日まで延ばしました。
この場合、23歳から64歳を対象にした集団接種が始まる今月24日より早く接種を受けることができるため、市では職域接種の申請を呼びかけています。
上越市健康子育て部の田中靖子参事は「小規模な事業所が色んな業態の中でグループを作って申し込むと考えていたが、グループという手間を考えるとなかなか難しかったかもしれない。人数に応じて、20人に達しなくてもご相談に乗りたい」と話し、従業員やその家族が10人前後でも、受付を考慮する姿勢を示しました。
さらに市では8日の締め切り後、センターで一般市民を対象にした接種ができないか、県や周辺自治体と協議し、来週中にも結果を明らかにするということです。
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