2021年07月02日 16:29更新
みなさんはご存知でしょうか?新型コロナウイルスに感染した人が医療機関または宿泊療養施設に向かう時には、マイカーを使いますが、それが出来ない場合は、県庁と上越保健所にある専用車で移送されます。
しかし、この専用車は2台しかありません。感染者が同時に発生した場合や具合がわるくて医療的措置が必要な場合は、消防の救急車が移送車として使われます。
今後の感染状況によっては、移送車の出動が十分想定されることから2日、上越地域の消防署と警察署を対象に、患者への対応を学ぶ研修会が行われました。
研修会は、上越地域の消防署と警察署の署員59人を対象に行われました。
講師を努めたのは、上越保健所の渡辺和仁課長です。コロナウイルスの感染が分かった人が入院や宿泊療養する場合、家族などがマイカーで送りますが、それができない場合は、専用の移送車に乗ることになります。
しかし、移送車は上越保健所と県庁あわせて2台しかありません。県内で同時に患者が出た場合や、医療的措置が必要な場合は消防が搬送することになっています。
2日は、患者を移送する際の注意点や消毒のノウハウなどが紹介されました。
参加者は「コロナウイルス全国的にはまだ流行っている。注意しながら救急の活動。感染防御をしっかりして安心安全のために頑張りたい」と話していました。
渡辺課長は「県内で小康状態だが、変異株の問題や、東京では感染が上向きになっている。いつ上越にも感染の波が来るか分からないので、引き続き警戒しながら進めていきたい」と話していました。
家族に感染者が出て、マイカーで送る際の注意点をお伝えします。運転する人と患者は対角線上に座ること、移送中は窓を開けて換気すること、会話をしないことということです。
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