2021年06月15日 15:39更新

核兵器の廃絶と戦争のない社会の実現を訴える集会が15日に上越市で開かれました。

集会は去年コロナ禍で中止され、今年が2年ぶりとなりました。15日は上越市役所の駐車場で、労働組合の関係者や市の職員などおよそ50人が参加し、核兵器禁止条約の批准や国家補償の被爆者援護法への明記などを国に求めました。県に対しては、非核・平和宣言の採択や柏崎刈羽原子力発電所の廃炉などを訴えました。

原水禁上越市民会議の牧田正樹 代表代理は「福島の事故から10年、核と人類は共存できないことが明らかになった。全ての原発を今すぐ廃炉とすべき」と訴えました。

村山市長は「平成7年に非核平和友好都市を宣言し、毎年平和展を開催している。また、平和記念式典に中学生を派遣したり、直江津捕虜収容所の跡地にある平和記念公園で平和学習会を開くなど、上越市民の核兵器廃絶や平和に向けた取組は進んでいる」と話しました。

今年は感染対策のため、平和行進は中止されました。