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地域の防災体制をどう組み立てるべきか?議会と防災士が意見交換

2021年04月14日 15:06更新

もっと顔の見える存在に!

地震や豪雨などの災害時に町内で活躍する防災士。上越市では現在500人以上が登録されていますが、具体的にどのような働きがあるのか、ご存知でしょうか?人口減少が進む中、地域の防災体制をどう組み立てるべきか。上越市議会は13日に、防災士を招いた意見交換会を開きました。 

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意見交換会は、上越市議会総務常任委員会が市内の防災士8人を招いて開きました。狙いは防災士の活動状況を知り、今後の地域防災にどう役立てるかを探るためです。

防災士は、NPO法人日本防災士機構が認定する民間の資格で、現在、上越市防災士会に531人が登録されています。

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活動は、町内会などで防災訓練を実施したり、災害時には避難所の開設や災害弱者の誘導などにあたります。

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きのうは防災士側から「町内会の役員が定期的に交替する中で、地域の防災力を維持しなければならない。町内会長の補佐など、専門知識を生かした縁の下の力持ち的な存在である」と説明がありました。

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これに対し、議員が何をして欲しいかとたずねたところ、防災士は「町内会長は短ければ2年で交替。(地域防災力を)レベルアップするには、防災士をもう少し上手く使う事を議会で話して欲しい」と答えました。

 

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火災や災害時に活動する消防団員は現在4200人ほどです。3年前の市の調査で、各消防部に若い団員の候補がいるかどうかたずねたところ、その58%が居ないと答えています。人口減少や過疎化が進む中、防災士には消防団や行政との協働がますます求められています。

 

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防災士会会長の大滝利彦さんは「今までも行政と防災会は両輪で動いていた。高齢化の中、若手をどんどん入れて少しでも表で活動ができる体制にしたい」と話していました。

上越市防災士会では単独の町内会だけでは対応できない大災害を想定し、地域合同の防災訓練などを進めていくことにしています。

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