2017年06月13日 17:13更新
去年7月末の大雨で土砂崩れが起きた国の指定史跡春日山城跡で、13日から本格的な復旧工事がはじまった。
土砂崩れは春日山城跡の直江屋敷の下にある但馬谷(たじまだに)で幅30m、高さ25mにわたって発生した。
発生から約1年が経ち、きょうから本格的な工事がはじまった。崩落を防ぐため、主に災害復旧や高所作業で使用されるロッククライミングマシーンを使用して斜面の形を整える。この工法は従来の掘削機による作業や、人の手による作業に比べ迅速で安全に作業ができ春日山城跡の工事に最も適しているという。
ワイヤーで重機をつるしながら、崩落した上部のひび割れや、上部が反りあがっている斜面の形を整えていく。
市の担当者は「文化庁や有識者の指導のもと史跡としての景観を失わないよう工事を進めていきたい」と話している。
工事費は約9,000万円の見込み。重機を使った作業は2週間ほど行われ、その後、鉄筋が埋め込まれる。工事は11月中旬まで続く予定。
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