2021年03月24日 15:33更新
上越市にある直江津観光バスは、安心してバスを利用してもらおうと24日、会社が所有するすべてのバスに除菌コーティングを行ないました。
除菌コーティングは直江津観光バスが所有するすべてのバス18台で行われました。専門業者が抗菌作用のあるミストをイス、壁、天井などに吹き付けました。
除菌業者はその効果について「抗菌、防臭、防汚効果がある。ウイルス、菌類がつくとその場で分解される」と話します。
直江津観光バスでは、これまで北陸新幹線の上越妙高駅で関西圏などからの観光客を、バスで関東や東北方面などに送り出してきました。しかしコロナ禍で乗客が大幅に減り、今年度の売り上げは前年度より9割減る見込みです。
直江津観光バス 山賀俊広課長は「去年の春からほぼ稼動のない状況が7月まで続いた。その後は『Go To トラベル』が始まり稼働率は若干戻ったが、『Go To トラベル』が停止した影響でバスの稼働率は再び下がった」と話します。
さらに直江津観光バスは、上越地域の小中学校や高校の校外学習、修学旅行に利用されてきました。しかしコロナ禍で学校の利用も減っているということです。今回、除菌コーティングを行なったのは、児童や生徒に安心して利用してもらうためです。費用は100万円で、半分は国の補助金を活用しています。このほかバスには、空気清浄機、ウイルス除菌の効果があるとされるオゾン発生装置が取り付けられています。
直江津観光バス 山賀俊広課長は「交通事故 起こさないことはモットーだが、ウイルス対策もしっかりして運行したい」と話しています。
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