2017年06月12日 17:50更新
妙高市は大腸がんを撲滅しようと6月から大腸がんに関する情報を印刷したトイレットペーパーを市内の公共施設に設置し、生活習慣の改善を呼びかけている。
こちらがそのトイレットペーパー。紙には大腸がんに関するクイズ『何歳頃から大腸がんにかかりやすくなるのか』『検診はどんな検診なのか』などが図やグラフを使って分かりやすく書かれている。
妙高市は県内市町村のなかでも、大腸がんで亡くなる人の割合が高く、女性はワースト1位。男性はワースト4位というデータがある。明確な要因はわかっていないものの、市では飲酒、喫煙、高血糖など生活習慣の乱れが原因ではないかとみている。
こうした現状にもかかわらず。平成27年度にがん検診を受診した妙高市民は、対象者8,597人のうち、半数以下の3,017人という結果だった。受診を受けない理由は、「元気だから」「症状が無いから」など。
市では、検診の受診者を1年で100人増やそうと、昨年度からポスターを作成して呼びかけたり、がんに関係するクイズラリーを行う『大腸がん撲滅キャンペーン』を実施している。
この結果、昨年度は受診者が103人増え、3,120人が受診した。今年度も目標を達成しようと、新たにトイレットペーパーを使って呼びかけることになった。
このトイレットペーパーは、市役所の他、妙高文化ホールや新井総合体育館など8か所の公共施設のトイレに設置されている。
妙高市健康保険課では「今年から市役所や支所の開庁日であれば、いつでも検便が提出できるようになった。職場や医療機関で大腸がん検診の受診予定のない40歳以上の人は、市の検診を受診しましょう。希望者は妙高市健康保険課まで」と呼びかけている。
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