2021年02月19日 11:52更新

コロナ禍で人の移動が制限される中、島の作り手と買い物客がつながる場としてオンラインでのマーケットイベントが2月21日に開催されます。これを前に15日から19日まで、作り手の思いを伝える事前イベントが佐渡市でおこなわれています。

オンラインマーケット「Local Craft Market（ローカルクラフトマーケット）」は、全国各地で地域に根差したものづくりに取り組む、作り手と使い手がつながれる場として誕生しました。ウェブ上の店舗に参加者が訪問し、コミュニケーションをとりながら買い物が楽しめるものです。これまでに5回開催され、のべ87の作り手と690人の参加者が交流を深めてきました。

6回目は、離島地域の作り手との出会いをテーマにした「Islands Market（アイランズマーケット）」も同時開催され、全国の島から40の作家が参加し、2月21日（日）に行われます。

これを前にイベントに参加する作り手たちを紹介する事前イベントが開催され、17日は島内の作り手も参加しました。

佐渡市の河原田諏訪町にあるホステルでは3人が自身の作品や取り組みなどを紹介。その様子はインターネットで生配信され、ナビゲーターが様々な島の作り手と繋がりながら島の暮らしや魅力、ものづくりや取り組みへのこだわりを質問しながら進められました。

このイベントは「便利なものを探して買うインターネットショッピング」ではなく、「自分にあった作り手と出会う」ことがコンセプトです。参加者は、ものづくりの背景やストーリーを知り、その思いに共感しながら自分にとって特別な商品を探すことができるのが魅力です。

事前配信イベントに参加した佐渡の作り手たちは、少し緊張しながらも精一杯、地域の魅力や自分の作品、取り組みに対する思いを伝えていました。

イベントに参加した版画作家の本間尚子さんは、「画面ごしなので微妙なニュアンスが伝わるかどうか不安でしたが、意外に対面しているようにできました。自分の中で（オンラインマーケットは）新たなチャレンジでした」

島の作り手の思いを伝えるオンラインマーケット「Islands Market（アイランズマーケット）」は、2月21日（日）午後1時30分から開催されます。

参加には事前登録が必要です。くわしくは、Local Craft Market（ローカルクラフトマーケット）で検索し、参加方法などをご確認ください。