2021年02月11日 19:50更新
高田城址公園の小林古径記念美術館と古径邸のまわりを雪灯ろうの灯りで彩るキャンドルナイトが11日開かれ、多くの人が幻想的な世界を楽しみました。
国の登録有形文化財、小林古径邸のまわりを雪灯ろうで灯すイベントは美術館竣工前の4年前に続き、これが2回目です。2月11日は小林古径の生誕138回目の誕生日で、これを記念して美術館の入館が1日限り無料となりました。
会場には美術館の職員や市民ボランティア15人によって、午前中に灯ろう300個が並べられ、夕方4時から点灯が始まりました。また、かまくらやトンネル、竹細工のLED照明も設けられ、古径邸から漏れる行灯の灯と合わさって幻想的な風景が演出されました。暗くなるにつれて多くの人が訪れ、冬の高田城址公園に漂う淡い灯にカメラを向けていました。
市内から訪れた男性は「初めて来ましたがすごく綺麗。中も日本画も沢山あって初めて入ったが面白かった。こういうイベントは沢山あったほうがいい」妙高市から来た親子連れは「すごい綺麗。子どもも楽しんでて素敵だった。ディズニー映画のラプンツェルの世界みたいだった。コロナだけど少しでも明るくなればいいね」と話していました。
また灯ろう作りのボランティアに参加した附属小学校5年生は「感動して最初みたとき泣けてきた。大変だったけど楽しかった。役割分担して最初は高田城を作ろうとしたけど4人で2チームで灯ろう作りとトンネル作りをした。自分たちが作ったものじゃないみたいで、みんなが見てくれてうれしい」と喜んでいました。
美術館によりますと、入館が無料だったこともあり、この日は施設オープン時の約300人を超える約800人が訪れたということです。美術館では来年以降もキャンドルナイトの開催をしていきたいとしています。
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