2021年01月26日 16:00更新
朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮による拉致被害者、蓮池薫さんを招いた講演会が25日(月)上越高等学校で開かれ、生徒たちは人権の大切さを学びました。
蓮池さんは「拉致で私は夢を奪われた。北朝鮮に行き自由を奪われた。ただ飯を食って生きるだけ、夢は無残に奪われた。」と語りました。
蓮池薫さんは、43年前の1978年に柏崎市の海岸で北朝鮮に拉致されました。2002年に帰国するまでの24年間、北朝鮮のスパイになる訓練を受けたり、日本語を教えたりしていました。講演会で蓮池さんは、拉致は人権を踏みにじり、夢と家族をうばうと話し「自分の夢を大事にしてほしい。夢があるから人間は希望をもって生きていける。それを奪われた時の苦しみを考え、夢をもって生きて欲しい」と訴えました。
講演を聞いた生徒は「家族に会えないとか、一時期は子どもを北朝鮮に残されたことを知り、大変だと思った。拉致で何をされていたかわからなかったので知れてよかった。自分が拉致されると家族も辛い思いをする。早く解決してほしい」と話しました。
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