2021年01月20日 17:20更新
大雪の影響で臨時休校していた上越市内の小中学校が、一部を除いて20日(水)から再開しました。一方で、通学路の安全確保には不安も残っています。
再開したのは東本町小と有田小の2校を除く、上越市内の小中学校70校と幼稚園1園です。このうち大町小学校では、通勤の自動車を避けるために、始業時間を1時間遅らせました。
児童には、集団登校のグループごとに、教職員や地域防犯パトロールのボランティアが付き添いました。
付き添いをしたボランティアの人は「道が悪いから気を遣ってついてきた。児童がツルツル滑って危ない」と。通学路にある歩道は、北城や寺町など除雪されていない場所も少なくありません。児童は、できる限り車の通りが少ない道を歩きました。
学校前の歩道
きょうは学校周辺の歩道を校長や職員が除雪しました。古川勝哉 教頭は「通学路に不安はあるが、元気に登校してくれてよかった」と話していました。
多くの小中学校では、8日に始業式が行われた後、休校となったため、20日が3学期最初の授業となりました。
大町小学校の1年1組では、児童が県の書初め大会にむけて清書に取組みました。締切は今週18日でしたが、上越地域が臨時休校になったため、締切が延長されたということです。
児童たちは「休校中は雪かきしていた」「宿題が少なくて暇だった」「久しぶりの学校楽しい。勉強できるからうれしい」と話していました。休校した間の学習は、授業を増やしたり、朝の読書の時間を学習にあてたりして補うということです。
古川教頭は「卒業や進級の大事な時期。遅れを取り戻し、楽しい思い出を作ってもらいたい」と話しています。
上越市は、登下校の安全を確保するため、通学路にある歩道を優先して除雪に取り組むということです。
なお20日まで休校だった東本町小と有田小の2校は、あす21日(木)から再開します。
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