2021年01月15日 16:09更新
12日から15日までの予定だった上越市の小中学校の臨時休校が、19日(火)まで延長されることになりました。除雪が追い付かないなど、通学路の安全を確保できないためです。
一方で、各学校では教職員が除雪に汗を流しています。南本町小学校では15日の午前9時過ぎから、この日出勤した教職員17人が、校門から児童玄関までの除雪作業にあたりました。中には、自宅から車が出せずに出勤できていない職員もいます。
職員は「児童が登校できないほどの雪でびっくり。職員総出で除雪をすることになるとは思わなかった」「雪国育ちでも見たことがない大雪。除雪作業で疲労困憊だが、一日も早く学校がスタートできるようにがんばりたい」などと話し、除雪作業に汗を流していました。
普段であれば児童は正門から登校しますが、除雪車が残した雪で壁が出来ていました。この日は手作業で雪を掘り、階段を作りました。
児童の多くは雁木を通って登校します。しかし、その一部が大雪で倒壊の危険があり、保護者などから心配する声があったということです。
南本町小学校の佐藤人志校長は「雁木は雪国にとってありがたいものだが、これだけ降ると危険要素になってしまう。なるべく雁木を通らない通学路にするため、火防道路を通る道に誘導する予定」と話しています。
雁木の無い一般道は、歩道の除雪がはかどっていません。児童は車道を歩くことになるため、学校の再開後しばらくは通学路に職員を配置し、安全な道へ誘導するということです。佐藤校長は「現状は、歩道が除雪されていないところがほとんど。子どもたちが安全に登校することが何よりも大事」と話していました。
教育委員会によりますと、休校の延長にあわせて、放課後児童クラブも18日(月)と19日(火)は、希望に応じて臨時開設するということです。
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